ヒト羊膜という胎盤由来のコラーゲンの膜から作られたアムニオジェニクスは、細胞外マトリックスや増殖因子、サイトカインなど、285種類ものタンパク質が含まれた成長因子幹細胞溶液です。また、アムニオジェニクスはアメリカのMiMedx社が製造販売しており、主にニキビ跡の凹みを治療する際に使用する製剤になります。
羊膜は炎症を緩和し、傷の治りを速める働きがあり、この働きが注目され近年では再生医療の分野で注目されています。
ヒトの羊膜という胎盤由来のコラーゲン性の膜から作られている製剤「アムニオジェニクス」と「ダーマペン4」の組み合わせにより毛穴、ニキビ、ニキビ跡、小じわなど悩みを改善し肌再生を促し美肌へと導きます。
ニキビの凹みに無数に細かい針で傷つけることで、体が本来持っている肌を回復する力を利用してニキビの凹みを緩和させます。
また、アムニオジェニクスは、この肌を回復する自然治癒を早める効果が期待できるので、ダーマペン4単体で行うより早くニキビ跡の凹みを平らにすることができると考えられています。
胎盤由来の製剤にはプラセンタがありますが、より成長因子を多く含む製剤を生成するために、胎盤の中でも、卵膜の「羊膜」や「絨毛膜」を利用してアムニオジェニクスは作られています。
そして、羊膜は血管成分を含んでいないため、全くと言っていいほど拒絶反応が起こりづらいと言われています。
アムニオジェニクスは日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDAの基準に準拠して製造されています。
主にPURION®処理、ドナースクリーニング、感染症検査、すべての移植片に対する最終滅菌等の処理工程があります。
PURION®とは1.4~5.6ログの細菌・胞子を確実に減少させることが実証済みの処理のことです。
羊膜、絨毛膜をPURION®処理した後、脱水、滅菌し常温保存されます。
製品は2018年において140万個以上供給されています。